ある町の消防署に、古いジープを改良した消防自動車のじぷたがいました。はしご車やポンプ車などの新式の消防車たちは、大きなビルの火事などで大活躍していますが、じぷたにはいつも出動命令がでません。じぷたがちっぽけな自分を悲しんでいたある日、山火事がおこり、険しい山道に、いよいよじぷたの出番です。 スピーディな文章と、丁寧でしかも動きのある絵に子どもたちは必ず引き込まれ、みんなじぷたになりきって楽しみます。
■福音館書店 ■1966年 ■27p ■19×27cm