さる、うし、カンガルー、いるか、とかげなどいろいろな動物のしっぽの働きを、ページをめくる楽しさとともに描いた科学絵本。まず、見開きの右頁で動物のしっぽを描き「何のしっぽでしょう」と問いかけます。そして、頁をめくるとその動物の上半身が描かれていて、すぐに答もわかります。そして、しっぽがどんな役目を果たしているのかをやさしく説明しています。
あたたかい動きのある写実的な絵が、動物の特徴と性格をよく描いており、動物絵本としても楽しみながら、動物の暮し方によって、しっぽの働きが異なっていることがよくわかります。
注意点:「くもざる」のしっぽは表紙の絵に描かれているので、読み方の工夫が必要。
■福音館書店 ■1972年
■23p ■26cm
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