北欧民話を絵本にしたもの。ある日、三びきのやぎのがらがらどんは、山の草場で太ろうと山へ登っていきました。途中の谷川の橋の下には、大きなトロルが住んでいて、やぎたちを食べようとします。けれども、小さいやぎのがらがらどんは、次にもっと大きなやぎがくると言って逃れ、二番目やぎも、もっともっと大きいやぎがくると言って助かります。最後にやってきた大きいやぎのがらがらどんは、トロルを木っ端微塵(こっぱみじん)にして、谷川に突き落としてしまいました。
画面いっぱいに大胆に描かれた迫力のある絵と、軽快でリズミカルな文章が楽しく、何回読んでも、子どもたちを飽きさせません。
※注意点:トロルに跳びかかる直前の一文「こう、大きいやぎがいいました」は前の頁の絵を見せながら読んだ方がよいでしょう。
■福音館書店 ■1965年
■32p ■26cm
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