お母さんから、一人で食べていくようにいわれた3匹のこぶたたちでしたが、2匹は、わらの家と木の枝の家をオオカミに吹き飛ばされて食べられてしまいます。3匹目のこぶたのレンガの家を吹き飛ばせなかったオオカミは、このこぶたも食べてやろうと、カブ畑やリンゴとりやおまつりに誘い出しますが、どうしても捕まえることができません。反対にこぶたはオオカミをやっつけて、晩御飯に食べてしまいました。
誰でも知っている昔話だが、元の筋を知らない子が意外に多く、へぇーという顔をして聞く。こわいオオカミが、利口なこぶたにしてやられる様子がおかしく、逆転の結末も子どもたちを喜ばせる。お話の進み具合に比べて、絵が少ない部分があるのがちょっと残念。
■福音館書店 ■1967年
■20p ■27cm
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