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字が読める子どもたちに、絵本を読んであげる必要はないのでは? |
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もともと絵本は、目では絵を見ながら、耳では文を聞く、というように作られているものであり、読んでもらってこそ本当に楽しめるものです。字を拾いながら絵を見ていくのでは、大人でもその絵本を十分に楽しむことはむずかしいものです。 |
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絵本を選ぶときに気をつける点は? |
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グループへの読み聞かせの場合には、絵本のそのものの魅力の他に、遠くからでもその絵がわかることが大切です。そのためには一人で読むのではなく、他の人に読んでもらい、それを離れた所から聞く(あるいは逆に、他の人に聞いてもらう)ことをすると、読み聞かせに向く絵本かどうか判断しやすくなります。また、目で読んだだけではわからなった面白さが、人に読んでもらうと分かることがあります。その意味でも、選ぶときには他の人に読んでもらうのを聞くことが大切です。 |
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読む前に気をつけることは? |
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必ず下読みをすること。それも1度だけでなく何回も。実際に本を立てて、横から見ながら声を出して読む練習をしておくと、本番も安心です。このとき、お話の全体の流れなどもつかみ、めくるタイミングや速度なども考えると、よりいっそうお話が楽しめます。 |
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どんな場所で読んだらいいのですか? |
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広すぎる場所では落ち着きません。教室などで読む場合でも、机をはずし、椅子だけを前寄りに集めて読むと、集中しやすいです。 |
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読むときに気をつけることは? |
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安定した持ち方で絵本を持ち、ぐらぐらさせないこと。持った手で絵を隠さないようにすること。事前に本に開きぐせをつけ、ページのめくりがスムーズにいくようにすること。 |
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本のどこから読み始めるのですか? |
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表紙からゆっくりと読んでください。本文へ入る前の、見返しや扉の絵も、その絵本の世界を表しているものです。また、読み終えた後は、裏表紙もしっかり見せてください。 |
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読んでいる途中で子どもに話しかけられたら? |
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他の子どもたちはお話をきいているのですから、絵本を読み続けます。話しかけてきた子どもに対しては「あとでね」といった感じで、目で合図してみます。無視するのではなく、わかっているよというサインを送るわけです。それでも話す場合には、ちょっとだけ中断して「あとでね」などと言います。 |
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「その話知ってる!」と言われたら? |
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知っているから聞きたくない、という意味ではないことが多いようです。ただ、「知っているんだ」ということを表したに過ぎませんから、読み始めてよいと思います。話によっては、初めての時より、2度目・3度目に聞く方がより楽しめる本もあります。 |
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読むのが上手ではないのですが? |
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絵本を読むためには、難しい技術や能力は必要ありません。はっきり、ゆっくり、心をこめて読んでくださるだけでよいのです。ただし、あまり声が小さいと、子どもたちもお話を十分に楽しめません。一番後ろにいる子どもにも届くような声を意識してください。
また、お芝居ではないので、セリフ部分に無理に声色を使わない方がよいようです。 |
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