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はじめに 2,3才くらいから楽しめる本 グループへの読み聞かせの本 Q&A
 
Q&A
グループへの読み聞かせするためのQ&A
  Q1.字が読める子どもたちに、絵本を読んであげる必要はないのでは?
Q2.絵本を選ぶときに気をつける点は?
Q3.読む前に気をつけることは?
Q4.どんな場所で読んだらいいのですか?
Q5.読むときに気をつけることは?
Q6.本のどこから読み始めるのですか?
Q7.読んでいる途中で子どもに話しかけられたら?
Q8.「その話知ってる!」と言われたら?
Q9.読むのが上手ではないのですが?

Q1  字が読める子どもたちに、絵本を読んであげる必要はないのでは?
A1  もともと絵本は、目では絵を見ながら、耳では文を聞く、というように作られているものであり、読んでもらってこそ本当に楽しめるものです。字を拾いながら絵を見ていくのでは、大人でもその絵本を十分に楽しむことはむずかしいものです。
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Q1  絵本を選ぶときに気をつける点は?
A1  グループへの読み聞かせの場合には、絵本のそのものの魅力の他に、遠くからでもその絵がわかることが大切です。そのためには一人で読むのではなく、他の人に読んでもらい、それを離れた所から聞く(あるいは逆に、他の人に聞いてもらう)ことをすると、読み聞かせに向く絵本かどうか判断しやすくなります。また、目で読んだだけではわからなった面白さが、人に読んでもらうと分かることがあります。その意味でも、選ぶときには他の人に読んでもらうのを聞くことが大切です。
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Q1  読む前に気をつけることは?
A1  必ず下読みをすること。それも1度だけでなく何回も。実際に本を立てて、横から見ながら声を出して読む練習をしておくと、本番も安心です。このとき、お話の全体の流れなどもつかみ、めくるタイミングや速度なども考えると、よりいっそうお話が楽しめます。
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Q1  どんな場所で読んだらいいのですか?
A1  広すぎる場所では落ち着きません。教室などで読む場合でも、机をはずし、椅子だけを前寄りに集めて読むと、集中しやすいです。
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Q1  読むときに気をつけることは?
A1  安定した持ち方で絵本を持ち、ぐらぐらさせないこと。持った手で絵を隠さないようにすること。事前に本に開きぐせをつけ、ページのめくりがスムーズにいくようにすること。
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Q1  本のどこから読み始めるのですか?
A1  表紙からゆっくりと読んでください。本文へ入る前の、見返しや扉の絵も、その絵本の世界を表しているものです。また、読み終えた後は、裏表紙もしっかり見せてください。
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Q1  読んでいる途中で子どもに話しかけられたら?
A1  他の子どもたちはお話をきいているのですから、絵本を読み続けます。話しかけてきた子どもに対しては「あとでね」といった感じで、目で合図してみます。無視するのではなく、わかっているよというサインを送るわけです。それでも話す場合には、ちょっとだけ中断して「あとでね」などと言います。
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Q1  「その話知ってる!」と言われたら?
A1  知っているから聞きたくない、という意味ではないことが多いようです。ただ、「知っているんだ」ということを表したに過ぎませんから、読み始めてよいと思います。話によっては、初めての時より、2度目・3度目に聞く方がより楽しめる本もあります。
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Q1  読むのが上手ではないのですが?
A1  絵本を読むためには、難しい技術や能力は必要ありません。はっきり、ゆっくり、心をこめて読んでくださるだけでよいのです。ただし、あまり声が小さいと、子どもたちもお話を十分に楽しめません。一番後ろにいる子どもにも届くような声を意識してください。
 また、お芝居ではないので、セリフ部分に無理に声色を使わない方がよいようです。
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