野山に雪がたくさん降り積もったある日、子ウサギは食べ物を探しに出かけ、カブをふたつ見つけます。そして、一つだけ食べ、もう一つは友だちのロバのところへ届けます。ところが、ロバはおイモを見つけていたので、カブを子ヤギのところへ持っていきます。すると、子ヤギは子ジカに届け、子ジカはウサギに届けます。カブはまた子ウサギのところへ戻ってきたのです!
単純な繰り返しのお話ですが、読み終わった後、温かさが胸に残ります。少し古風な感じのする絵も、意外に子どもたちをひきつけます。
■福音館書店 ■1987年
■27p ■19×27cm
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