ある晩マックスは狼のぬいぐるみを着ておおあばれ。夕ごはん抜きで寝室に放り込まれた。すると、どんどん木が生えてきてあたりはすっかり森や野原。そこへ波が打ち寄せ、船を運んできた。マックスは船に乗り込み、1年と1日航海すると、そこは「かいじゅうたちのいるところ」。そしてマックスはかいじゅうならしの魔法を使ってかいじゅうたちの王様になった。
文章はリズミカルで歯切れがよく、画面いっぱいに描かれたかいじゅうたちは怖そうでそのくせユーモラス。あたたかな元の場所にちゃんと帰ってこられる結末は、子どもたちを安心させる。
※注意点:最終ページの文章は前ページの絵を見せながら読んだ方が良いでしょう。
■冨山房 ■1975年
■1冊 ■24×26cm
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