ぐるんぱはとっても大きな象です。ずうっとひとりぼっちで暮してきました。ある日、働きにでることなり、ビスケット屋、お皿作り屋、靴屋などのところへ行きますが、何を作っても大きすぎて売り物にならず、「もうけっこう」と断られます。ぐるんぱは「しょんぼりしょんぼり」。そんな時、12人も子どもがあるお母さんに出会いました。子どもたちと遊んでくれるよう頼まれたぐるんぱは幼稚園を開きます。超特大の靴ではかくれんぼができました。お皿はプールになりました。たくさんの子どもたちに囲まれてぐるんぱはもうさみしくありません。
最初は失敗ばかりしていた、さみしがりやのぐるんぱが最後には幸せになるお話です。色彩豊かな絵とリズミカルな文章が、子どもたちの心をつかみます。
■福音館書店 ■1966年
■27p ■19×27cm
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