ハロルドは、ある晩月夜の散歩がしたくなり、大きな紫色のクレヨンを持って出かけていった。りんごの木の下で番をしているおそろしいドラゴンを描いたら、自分でもこわくなってふるえてしまった。すると、クレヨンもふるえて海ができてしまい、おぼれそうになる。でも、大丈夫。ハロルドはすぐに舟を描いて…。
自分の描いた世界に入り込んで冒険する、ナンセンスで不思議な話。幅広い年齢で楽しめる。続編に『はろるどまほうのくにへ』と『はろるどのふしぎなぼうけん』がある。
■文化出版局 ■1972年
■64p ■22cm
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