夏休み、トミーは旅行にでかける近所の人たちの鉢植えを預かることにしました。鉢の置き場所に気を配り、水遣りに気をつけ、上手に世話をしたので、植物たちはどんどんおおきくなり、家の中はまるでジャングルのよう。お父さんはブツブツ言いましたが、トミーは大喜び。さらに、図書館で園芸の本を調べ、剪定をし、切り落とした枝で小さな鉢植えも作りました。旅行から帰ってきたお客さんたちは、鉢植えの見事な成長ぶりに大満足。夏の終わり、トミーたちもやっと旅行に出かけることになりました。
　どこにも行けないから何をしてもいい、と言われたトミーのアルバイトの「鉢植えの世話」の様子がユーモアたっぷりに描かれている。不満だらけのお父さんの言動がおかしい。

■ペンギン社　■1981年
■36p　■29cm

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