おじいさんがかぶを植えました。かぶはとてつもなく大きくなって、一人では抜けません。おじいさんはおばあさんを、おばあさんは孫を、孫は犬を、犬は猫をつれてきますが、それでもかぶは抜けません。猫がねずみをつれてくると、やっとかぶは抜けました。 「うんとこしょ、どっこいしょ」という調子の良いくり返しに、子どもたちも思わず声を合わせます。画面からはみ出して描かれたかぶが、このお話のスケールの大きさを感じさせます。ロシアの民話絵本。
■福音館書店 ■1966年 ■27p ■20×27cm