スコッチテリアの仔犬アンガスはとても知りたがりやです。中でも一番知りたいのは、生垣の向こう側から聞こえてくる「ガーガーゲーックガー」という、やかましい音の正体でした。ある日、家を抜け出し、生垣をくぐり抜けると、2羽のアヒルがいました。最初アンガスが吠えるとアヒルは逃げていきました。ところが途中で攻守逆転。逆にアヒルに追いかけられ無我夢中で家に逃げ帰り、ソファの下にもぐりこみます。
何にでも興味を持つアンガスの冒険に子どもたちは自分を重ね合わせることができます。横長の画面と、仔犬の目の高さで描かれた動きのある絵は、アンガスとあひるの攻防を効果的に表しています。
■福音館書店 ■1974年
■1冊 ■18×25cm
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