【特別展示・郷土】魅力発見!山陰海岸ジオパーク ―日本海の形成とめぐみ―(平成30年7月28日から8月30日まで)
「山陰海岸ジオパーク」は平成20(2008)年12月に「日本ジオパーク」に認定されて今年で10年を迎えます。京都府、兵庫県、鳥取県にまたがる広大なエリアを有しており、鳥取県の鳥取砂丘、白兎海岸、浦富海岸、京都府の琴引浜、兵庫県の玄武洞などが含まれます。
「ジオパーク」は、目に見える地質や地形などの自然遺産だけでなく、その保全の取組みや生態系、暮らしの歴史・文化も構成要素とされています。
今回の資料展では、ジオパークのあり方や各地域の取り組み、「日本ジオパーク」認定更新の課題などを紹介します。この「山陰海岸ジオパーク」の魅力や課題について、資料展を通じて考えてみませんか?
ジオパークに関するクイズもあります。夏休みの自由研究にもおすすめです。
また、8月4日(土曜日)には、関連した郷土文化講演会も開催しますので、ぜひお越しください。
日時
平成30年7月28日(土曜日)から8月30日(木曜日)まで
※開館時間 午前9時から午後7時まで (土・日・月・祝日は午後5時まで)
※休館日 7月31日(火)・8月9日(木)
場所
鳥取県立図書館 2階 特別資料展示室
展示内容
ジオパークって何だろう?
ジオパークの認定基準や、「日本ジオパーク」や「ユネスコ世界ジオパーク」のあり方を紹介します。
山陰海岸ジオパークー前史と土地利用ー
日本海海岸がどうやって形成されたか、どのように利用されてきたかを紹介します。
日本海のめぐみと地域活動
海・山・温泉資源などの日本海のめぐみや、それぞれの地域活動について紹介します。
「日本ジオパーク」認定更新へー連携と課題ー
課題として提示された現況と、「日本ジオパーク」認定更新に向けた取り組みについて紹介します。
見てみよう 岩と砂[岩石片・鳴り砂の観察]
顕微鏡を使って、実際の岩石片や鳴り砂の観察体験ができます。
展示室の様子
【観察】岩石を中をのぞいてみよう!鳴り砂も体験できます
(鳥取県立山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館協力)
【クイズ】ジオパーククイズと子ども向けの参考図書
【展示】写真や絵はがき(複製)で海岸の様子がわかります
【展示】福部砂丘や湖山砂丘の土地利用も事業図面から知ることができます(鳥取県立公文書館蔵)
郷土文化講演会 ※入場無料・申込不要・手話通訳あり
日時
平成30年8月4日(土曜日)午後2時から午後4時まで
場所
鳥取県立図書館 2階 大研修室
講師
柚洞 一央(ゆほら かずひろ)氏
公立鳥取環境大学環境学部准教授、ユネスコ世界ジオパーク現地審査員
演題
ユネスコ世界ジオパークが目指すもの ~山陰海岸ジオパークの現状と課題~