【企画展示・郷土】鳥取市出身の憲法学者 佐々木惣一生誕140年(平成30年5月1日から5月30日まで)
佐々木惣一を知っていますか?
佐々木惣一は、明治11(1878)年鳥取市に生まれた、日本を代表する憲法学者です。
昭和8年の滝川事件では京都帝大教授として大学の自治を表明、昭和27年には、文化勲章を受賞しました。
このたび、生誕140年にあわせて、本人の著作、人物像・評論等の資料を展示しています。
憲法学者としての業績のほか、故郷鳥取への愛着、俳人としての佐々木惣一に触れてみませんか。
展示内容
・佐々木惣一の著作、雑誌掲載文
・佐々木惣一の人物紹介図書、評論、研究書
・滝川事件に関する資料 など
期間
平成30年5月1日(火)から5月30日(水)まで
開館時間:午前9時~午後7時(土・日・月・祝は午後5時まで)
※5月10日(木)は休館日
場所
鳥取県立図書館 2階 通路ギャラリー
佐々木惣一について
1878(明治11)~1965(昭和40)年
憲法学者、行政法学者
鳥取市に生まれる。京都帝大法科大学卒業後は大学に残り、大正2年教授。憲法学者として憲法、行政法を担当。昭和8年、瀧川幸辰(たきがわゆきとき)教授の刑法思想をめぐる政府弾圧(滝川事件)に抗議して、同僚とともに職を辞し、大学の自治を守った。
昭和20年、内大臣府御用掛として近衛文麿とともに帝国憲法改正の草案に携わった。
21年貴族院議員に勅撰され、新憲法審議に参加。27年文化勲章受章。初の京都市名誉市民。