トミー・ナマケンボは電気じかけの家にすんでいます。朝起きるのも、お風呂に入るのも、服を着るのも、歯を磨くのも、食べるのもすべて機械まかせ。トミーはただ立っているだけでいいのです。ところがある夜、大嵐がきて停電になりました。7日目にやっと電気が通ると電気ベッドは、トミーを7日分の冷たいお風呂に突っ込み、自動歯ブラシは逆さまになった足を磨き、電気食事機は7日分の食事をトミーの上にぶちまけました!
何もかもやってくれる機械の素晴らしさと、それが停電になった後、再び動き出した時の大変な結果に、子どもたちは大喜びします。
■岩波書店 ■1977年
■44p ■21cm
|