闘病記文庫について
「闘病記」とは患者とその家族が病気と闘った手記です。闘病記には同じ病気にかかった人たちがどのように病気を乗り越えたのか、家族はどのような気持ちになり助けとなったのか、日々の様子や気持ちが綴られています。
県立図書館では、「がん」をはじめとする各種疾病の闘病記を1か所に集めて「闘病記文庫」とし、病気についての情報を収集しようとする県民を支援しています。
闘病記文庫コーナー
県立図書館では、平成18年から闘病記文庫コーナーを開設しています。
闘病記や関連する情報をより探しやすくするため、平成27年2月に「闘病記文庫コーナー ~病気と向き合う あなたと家族のために~」としてリニューアルし、県民の皆さんに関心の高い「認知症」、「うつ」、「介護」に関するコーナーも設置しました。
どうぞ、ご利用ください。
闘病記文庫の冊数 約1300冊 (令和3年現在)
【コーナーの内容】
- 目的の闘病記を見つけやすいように「がん」 「認知症」 「うつ・こころの病気」 「その他の病気」 「小児」「介護」の6つのテーマに大きく分け、探しやすいよう、それぞれを色分けして表示しています。
- 「がん」と「その他の病気」は体の部位別に本を並べています。
- 「がん」「認知症」「うつ・こころの病気」は闘病記だけでなく、病気を知るための入門的な本もあわせて置いています。
- 闘病記と患者会の資料を一緒に並べて配架しています。
⇒ 闘病記文庫コーナーの場所の地図(pdf:650.8KB)
<介護を応援する本のコーナー>
闘病記文庫の探し方
1 資料検索で探す
『検索項目』の、1行目「書名」と、2行目「著者」を「一般件名」に変更し、「一般件名」を2つにします。 その後、その片方に病名を、もう片方に「闘病記」という言葉を入れて検索してださい。 小児関係の闘病記をお探しの方は、「一般件名」を「小児 闘病記」としてお探しください。
闘病記の図書は、請求記号の3段目が「闘病記」となっています。
⇒ 資料検索はこちら
2 病名から探す
闘病記文庫は次の内容で一覧を作成しています。
○それぞれの一覧は病名別(あいうえお順)になっています。
※小児関係の本は病名別ではありません。
○病気に関係のある医学関係等の図書リストもつけました。
2 鳥取県関係の闘病記文庫
鳥取県出身、鳥取県にゆかりのある方の闘病記です。
『愛をみつけた -大助・花子のおやオヤ日記-』
宮川大助 宮川花子 朝日新聞社 1994 (胃がん)
『心を病むってどういうこと? -精神病の体験者より-』
古川奈都子 ぶどう社 2001 (総合失調症)
『隔離 -らいを病んだ故郷の人たち-』
徳永進 ゆみる出版 1982 (ハンセン病)
『運命の顔』
藤井輝明 草思社 2003 (ユニークフェイス)
『認知症になってもだいじょうぶ!』
藤田和子 メディア・ケアプラス 2017 (アルツハイマー型認知症)
『1型糖尿病でも大丈夫』
小野愛美 東京図書出版 2017 (糖尿病)