【特別展示・郷土】イラストレーター毛利彰「本の仕事原画展」
鳥取市出身のイラストレーター毛利彰が手掛けた装画とその原画を通じて、
本の魅力を広げるイラストレーションの世界をお楽しみください!
毛利彰 プロフィール
1935 年日本画家毛利秋晃の次男として鳥取市本町に生まれ、鳥取県立鳥取西高校時代から油絵の才能を開花させ、全国展の「一水会」や県展に連続入選し、将来が期待された。高校卒業後、一時画家を目指して上京するが、商業美術の世界に転身し1957 年から1971 年まで伊勢丹の顔となり、日本を代表する草創期のファッションイラストレーターの一人として独自の世界を切り拓くこととなった。1971 年にフリーとなり、企業の広告、書籍のカバー、新聞や雑誌小説の挿し絵などで活躍を続けた。曽野綾子『神の汚れた手』(朝日新聞)、『天上の青』(毎日新聞)、『哀歌』(朝日新聞)の新聞連載や「歴史群像シリーズ」(学研)の表紙カバー等が有名。1990 年には講談社出版文化賞さし絵賞を受賞。2005 年に体調を崩し入院。2007 年鳥取へ帰り療養していたが、2008 年4 月に永眠した。
展示期間
平成29年12月9日(土)~12月27日(水)(12月14日(木)休館日を除く)
平成30年 1月5日(金)~ 1月8日(月)
開館時間:午前9時~午後6時30分(土・日・月・祝日は午前9時~午後5時)
会場
鳥取県立図書館 2階 特別資料展示室
展示内容
◆1960年代の伊勢丹の仕事の傍ら描いていた時代及び1970年代以降のフリー時代に、装画として使われた
書籍等の原画及び発行された書籍等
◆手塚治虫『火の鳥』(角川書店)ハードカバー版、曽野綾子・五木寛之等の書籍等
関連イベント
【記念トーク】「イラストレーター毛利彰と本の世界」
日時:平成29年12月9日(土)午後1時30分~3時30分
会場:鳥取県立図書館 2階 大研修室
<プログラム>
(1)対談
永井伸和(認定NPO法人本の学校理事)×毛利 葉(イラストレーター毛利彰の会代表世話人)
(2)講演
「イラストレーター毛利彰の仕事と本の世界」
筒井宏樹(鳥取大学地域学部附属芸術文化センター准教授)
【ワークショップ】「イラストレーター毛利彰の仕事を地域にどう活かすか」
日時:平成29年12月16日(土)午後2時~4時
会場:鳥取県立図書館 2階 大研修室
<プログラム>
(1)問題提起① 安藤隆一(総務省地域力創造アドバイザー、元鳥取県立公文書館長)
「どのような活用が考えられるか-写真家植田正治、塩谷定好の事例から-」
(2)問題提起② 蔵多敏夫(鳥取県立鳥取西高等学校教諭)
「『教育』の現場にどう活かすか」
(3)グループワーク みんなで語り合おう!「地域にどう活かすか」
ファシリテーター:毛利葉((公財)とっとり県民活動活性化センター事務局長)
(4)まとめ
主催
イラストレーター毛利彰の会、鳥取県立図書館