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【特別展示・郷土】「糸賀一雄生誕百周年記念展 教育と福祉への愛に生きて」(H26.4.11~5.11)

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 糸賀一雄(いとが・かずお、1914~1968)は鳥取市出身の教育者で、知的障がい児等の入所・教育・医療を行う「近江学園」を創設し、さまざまな困難を乗り越えながら学園の充実を図りました。また、滋賀県の障がい者福祉の基礎を築いただけでなく、鳥取県内の障がい者福祉にも大きく貢献し、国の制度作りにも尽力するなど、日本の障がい者福祉・教育に偉大な足跡した人物です。 今年3月で生誕100年にあたることを記念し、その思想や実践について紹介する展示を行います。遺品や執筆原稿、当時の写真等をとおして、改めてその功績と思想を顕彰し、多くの県民の方々に伝えていきたいと考えています。

会期

  平成26年4月11日(金)から5月11日(日)まで

  ※4月30日(水)、5月8日(木)は休館日
  ※開館時間 (4月)午前9時から午後6時30分まで
        (5月)午前9時から午後7時まで  (土・日・月・祝日は午後5時まで)

会場

  鳥取県立図書館 2階 特別資料展示室

主催 

  鳥取県立図書館

展示内容

  鳥取での生い立ち 鳥取の障がい者福祉への貢献 障がい福祉・教育の思想・実践 顕彰活動 当時の写真
  や執筆原稿を中心に、糸賀氏の人となりと功績を紹介します。

展示風景

 糸賀一雄展の写真2 

 展示は、ふるさと鳥取での生い立ちから始まります。在学当時の校舎や制服、また親交の深かった人物に
 ついて、
写真パネルを中心に紹介しています。

 糸賀一雄展の写真4    

  糸賀は「近江学園」の設立を皮切りに、滋賀県内各地に障がい者のための施設を多くつくりました。
  このたび近江学園、社会福祉法人大木会のご協力をいただき、自筆の原稿や色紙など貴重な資料を展示
  しています。

 糸賀一雄展の写真3 

 糸賀は「皆成学園」(米子市から移転し現在は倉吉市)の創設にも大きく貢献しました。
 亡くなる8ヶ月前に行われた、皆成学園での講義テープを初公開しています。
 (講義の内容は、展示室内のプレーヤーで聴くことができます。)

 糸賀展の写真5

  元国鉄総裁・十河信二氏の揮毫による書軸『情熱を持った人間が歴史をつくる』(当館蔵)。
  生前
大切にされていましたが、「若い人たちの励ましになれば」という思いから、
  平成4年に糸賀房夫人よりご寄贈いただきました。

 糸賀一雄展の写真1

  展示の全景。右側奥の作品『ともだち』は、近江学園創立40周年の際に窯業科の生徒全員で
  制作されたものです。ほかにも手前のケースでは、愛用していた煙草入れや万年筆などを展示して
  います。