【特別展示・郷土】遠藤董没後75周年記念「郷土文教の源流 遠藤董-若き日のすがた-」(令和3年2月5日から3月10日まで)
鳥取県における教育の近代化、公立図書館の設置、女子教育と障がい者教育の進展などを成し遂げた遠藤董(えんどうただし)の前半生を見つめる資料展を開催しています。
チラシダウンロード→特別資料展チラシ.pdf(pdf:10598.8KB)
会期
令和3年2月5日(金曜日)から3月10日(水曜日)まで
・開館時間 午前9時から午後6時30分まで (土・日・月・祝日は午後5時まで)
・休館日 2月11日(木)・2月28日(日)
場所
鳥取県立図書館 2階 特別資料展示室
展示内容
1 遠藤董の生まれた町
2 藩校教育と遠藤
3 近代教育との邂逅
4 県再置と遠藤
5 遠藤が遺したもの
遠藤董(えんどう ただし)
嘉永6年1月22日(1853.3.1)~昭和20年1月22日(1945.1.22)
鳥取藩御弓徒の遠藤重嘉の子として、鳥取城下作事方割場屋敷(現鳥取市現材木町)に生まれる。
12代藩主池田慶徳の藩校改革をうけ、8歳で入校。
苗字付から御儒者となった坂田潤蔵を師とし四書五経を、藩絵師根本幽峨を嗣ぐ雪峨を日本画の師とした。
近代初期の学校教員となり、官立広島師範学校で欧米の教授法を学び、帰県後は鳥取県の後進を指導。
高等小学校、女学校、盲聾学校、図書館の設立、運営に尽力し「郷土文教の源流」と評される。
また、高橋由一に学び、鳥取県の西洋絵画の受容に功績があり、明治12年には小学生向けの教科書「画学階梯」を編集する。
遠藤の前半生は、幼少期に儒学によって「德」を知り、青年期には欧米の新知識をいち早く体得して、教職者として、また郡役所書記として郷土文教の近代化に邁進した時期であった。
関連行事
郷土文化講演会「トークセッション 遠藤董のすがたを求めて」
参加申し込みは、定員に達したため締め切りました。
日時
令和3年2月21日(日)午後1時30分から午後3時30分まで
場所
鳥取県立図書館 2階 大研修室
講師
北尾 泰志 氏 (鳥取県地域史研究会会員、元鳥取県立図書館副館長)
竹氏 倫子 氏 (美術史研究者、元鳥取県立博物館主任学芸員)
中田 裕子 氏 (元鳥取県立鳥取聾学校教諭)