「よるになります。なにもかも みな ねむります。」小鳥たちも、海の魚たちも、野原の羊たちも、森のけものたちも、みな眠りにつきます。自動車や飛行機もエンジンを止め眠ります。そして、子どもたちも、お祈りをしてふとんに入り、眠ります。
同じリズムで繰り返される言葉が快くひびき、子守唄のようにやさしく眠りに誘います。やわらかな色彩とゆったりとした太い線の絵、大きめに組まれたグレーの文字など、全体に安らぎと温かさが感じられます。読んでもらう子どもたちも、きっと心が落ち着き、くつろいで眠りにつくことができるでしょう。
■福音館書店 ■1962年
■32p ■25×21cm
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