阪本四方太(さかもと しほうだ)
阪本四方太(俳人 1873~1917)
岩井郡大谷村(現在の岩美町大谷)に生まれる。本名四方太(よもた)。
仙台にあった第二高等学校在学中より俳句を始める。東京帝国大学に進学後、俳誌『ホトトギス』の同人および選者として活躍。鳥取に近代俳句を導入した先駆者であり、俳句グループ「卯の花会」を指導した。
東京帝大附属図書館司書として勤めながら正岡子規門下の俳人として新俳句と写生文の開拓普及に大きく貢献した。
代表作『夢の如し』は写生文として夏目漱石に絶賛された。
ここでは、阪本四方太の著書、四方太について書かれた図書について紹介します。
阪本四方太著書
ここでは主な作品集と作品掲載雑誌を紹介しています。
『俳文評釋』 (新声社、1900年)
『新體中學讀本』(巻一 、巻二、巻三、巻四、巻五、巻六、巻七、巻八、巻九、巻十)(1902年)
高浜虚子/著『寫生文集 帆立貝』 (俳書堂、1906年、p.1-103)
『續 寫生文集』 (俳書堂、1907年)
『夢の如し』(民友社、1909年)
『新寫生文』(東亜堂書房、1908年、p.1-43)
『俳文評釈』(新潮社、1909年)
『現代日本文学全集 第38篇』((現代短歌集 現代俳句集) (改造社、1929年、 p.353)
高濱清/編『ホトトギス』第一巻~第十五巻(復刻版)(日本近代文学館、1973年)
『明治文學全集 57』 (明治俳人集)(筑摩書房、1975年、p.336-360)
『夢の如し』(紙魚の村、1988年)
『夢の如し』(2007年)※昭和63年5月発行の紙魚・第6号の別冊付録
『俳文評釋』(鳥取県立図書館、2010年)
『郷土出身文学者シリーズ9 阪本四方太』(鳥取県立図書館、2013年)
阪本四方太について書かれた図書
ここでは、四方太について書かれた文献のうち、主なものを紹介しています。論文やエッセイなど短いものは鳥取県郷土人物文献データベースから調べることができます。
萩原蘿月/著『感動律俳句の理論と作品』(さいたま文学館、2003年)
『近代文学研究叢書 第16巻』(昭和女子大学近代文化研究所、1960年、p.494-560)
『鳥取史学12号』(因幡史学談話会、1960年、p.1-4)
耕治人/著『小説 詩人蘿月』(感動律俳句会、1964年、p.32)
木俣修/編『文士の筆跡5』(二玄社、1968年)
竹内道夫/著『鳥取県文芸史』(牧野出版、1975年、p.122-131)
山下清三/著『鳥取の文学山脈』(郷土シリーズ14)(鳥取市教育福祉振興会、1980年、p.1-32)
萩原蘿月/著 萩原アツ/編『萩原蘿月集 上巻』(大和書房、1981年、p.804-816)
萩原蘿月/著 萩原アツ/編『萩原蘿月集 下巻』(大和書房、1981年、p.417-420)
『郷土の人物抄』(岩美町郷土文化研究会、1985年、p.33-34)
『地平線4』(地平線の会、1988年、p125-126)
西尾肇/編『紙魚第6号』(紙魚の村、1988年、p125-126)
『ふるさと人物誌』(岩美町教育委員会、1989年、p.72-81)
『鳥取文芸第11号』(鳥取市社会教育事業団、1989年、p.276-281)
『郷土文化研究第6集』(岩美町教育委員会、1990年、p.53-83)
『鳥取県郷土が誇る人物誌』(鳥取県教育委員会、1990年、p.233-235,298)
山下清三/著『文学の虹立つ道』(富士書店、1990年、p.193-212)
『放哉研究 第二号2002年』(日本放哉学会編集委員会、2003年、p.1-25)
『鳥取NOW 鳥取県総合情報誌 第58号』(鳥取県広報連絡協議会、2003年)
『鳥取文芸第28号』(鳥取市社会教育事業団、2006年、p.20-22)
『よみがえる因幡の詩心 四方太・寒楼・清白を求めて』(鳥取の先人を顕彰する会、2007年、p.4-5)
『きらめく120人 鳥取市人物誌』(鳥取市、2010年、p.106-107)
関連リンク
鳥取県郷土人物文献データベース(鳥取県立図書館ホームページ)
阪本四方太について書かれた文献のリストを見ることができます。