【報告】電子図書館フォーラムを開催しました!
「電子図書館フォーラム」を令和6年2月3日(土)に鳥取県立図書館で開催しました。
出版市場における電子書籍の動向、図書館サービスと電子書籍の今後など、これからの電子書籍の活用や課題について考えました。
講演「電子書籍と図書館・出版~これまでとこれから~」
講師:植村 八潮 氏(専修大学教授)
図書館に普段来館されない方への電子書籍の利用促進、電子図書館のアクセシビリティ対応など、
様々な提言・助言をいただきました。
報告「鳥取県立図書館 電子書籍スタート!」
報告者: 中村 愛(鳥取県立図書館 司書)
鳥取県立図書館の電子書籍導入までの経緯や考え方、電子書籍サービスの概要を説明しました。
トークセッション「電子書籍と図書館・本の未来~期待と不安を語り尽くそう!~」
・植村 八潮 氏(前出)
・島 秀佳 氏(今井印刷株式会社 代表取締役社長)
・中川 玄洋 氏(NPO法人bankup 代表理事)
・小林 千春 氏(伯耆町立図書館 副館長)
・高橋 真太郎(鳥取県立図書館 支援協力課長)(進行)
印刷会社・図書館・学校・経営者・子どもの保護者など、様々な立場や目線で、
電子書籍と読書・情報取得について意見を交わしました。
参加者アンケートより
紙と電子の現状を数字や図表で具体的に説明いただき、分かりやすかった。紙と電子は別物、紙の延長で考えていては視界が狭いということも分かり、気づきを得ることができた。
デジタルが良いとか悪いではなく、双方を上手く共存させていくべきで、双方の長所短所や扱いを把握して使っていきたい。
それぞれの立場での電子書籍との関わり方がよく分かった。紙でも電子でも、書店でも図書館でも、こだわらず"読書人口が増える"と良いと思った。