【開催報告・質問回答】読書バリアフリー研究会(令和4年6月19日(日))
6月19日(日)に読書バリアフリー研究会を開催しました。たくさんのご参加ありがとうございました。
開催日時 令和4年6月19日(日)午前10時~午後4時20分
参加者数 139名(会場:57名、オンライン:82名)
主催等 主催:公益財団法人伊藤忠記念財団 共催:鳥取県立図書館、鳥取市立図書館
協力:有限会社読書工房、社会福祉法人鳥取県ライトハウス点字図書館
内容
(1)障がいのある子どもたちへの読書サポート
講師:鳥取大学附属特別支援学校 教諭 田中葉子氏、学校司書 入川加代子氏
元鳥取県立白兎養護学校 司書教諭 児島陽子氏
鳥取大学附属特別支援学校、鳥取県立白兎養護学校の学校図書館における実践事例(マルチメディアDAISY、DVD絵本の活用等)を紹介いただきました。
(2)見えにくさのある人への読書サポート
講師:社会福祉法人鳥取県ライトハウス点字図書館 情報支援員 遠藤崇仁氏
鳥取県見えにくい人を考える会 副会長 谷口慎二氏
遠藤氏は、機器の使い方に関する研修会の実施や点字図書・録音図書の制作等の鳥取県ライトハウス点字図書館の取組について、谷口氏は、視覚障がい者の現状や情報入手するための障壁として感じたこと等について体験をもとに紹介いただきました。
(3)電子書籍の基礎知識とアクセシビリティの可能性
講師:有限会社ワイズネット 山本有希子氏
電子書籍の日本での歩みから流通の仕組み、導入の注意点等を分かりやすく解説いただきました。
(4)鳥取市立図書館の読書バリアフリーへの取り組みについて
講師:鳥取市立中央図書館 館長 長本次郎氏
令和4年に策定した鳥取市の読書バリアフリー計画を中心に図書館の取組を紹介いただきました。
(5)鳥取県立図書館の「はーとふるサービス」について
講師:鳥取県立図書館 情報相談課図書担当 司書 藤原拓也
鳥取県立図書館のはーとふるサービスについて、サービス内容の紹介を行いました。
(6) マルチメディアDAISY図書「わいわい文庫」の紹介
講師:公益財団法人伊藤忠記念財団 電子図書普及事業部 田中文氏
公益財団法人伊藤忠記念財団から事業説明と伊藤忠記念財団の製作する「わいわい文庫」(マルチメディアDAISY)の紹介がありました。
(7)バリアフリー図書展示・ロービジョンへの「見やすさ」体験
■バリアフリー図書コーナー(大活字本、LLブック、さわる点字絵本など)
■マルチメディアDAISY図書コーナー(わいわい文庫収録タブレット端末)
■ロービジョンへの「見やすさ」体験コーナー(拡大読書器、弱視シミュレーションレンズ等)
読書バリアフリーに関する資料や機器を実際に触れると共に、ロービジョンへの「見やすさ」も体験することで、読書バリアフリーに関する理解を深めてもらう場として、休憩時に小研修室にて実施しました。公益財団法人伊藤忠記念財団、鳥取県立図書館の資料や機器と共に、有限会社読書工房、鳥取県立鳥取盲学校からもご協力いただき、弱視シミュレーションレンズ・各種ルーペ等の展示・体験を行いました。
関連リンク
伊藤忠記念財団のホームページはこちら
→https://www.itc-zaidan.or.jp/summary/ebook/barrierfree/2022/event_tottori20220619.html
質問の回答
研究会にていただいた質問のうち、研究会終了後に講師より回答をいただいた質問を掲載させていただきます。
読書バリアフリー研究会質問への回答.pdf
読書バリアフリー研究会質問への回答.txt