「アメリカ図書館協会年次大会」で事例発表しました!
2019年6月20日から5日間にわたって開催されたアメリカ図書館協会(ALA)の年次大会で、鳥取県立図書館の医療・健康情報サービス、高齢者サービスに関する事例発表をしました!
1 ALA年次大会の概要
アメリカの図書館関係者が集まってネットワークを広げる場で、世界の図書館関係者も多数、参加しています。これまでに日本の公共図書館が事例発表したことはなく、今回が初めてと言われており、岩手県紫波町図書館、広島市立中央図書館とともに、鳥取県立図書館の取り組みについて事例発表をしました。
- 日時 2019年6月22日(土) 日本時間23日
- 場所 アメリカ・ワシントンD.C.
- 発表テーマ 超高齢化社会の認知症にやさしい図書館づくり
- 発表者 情報相談課長 松田啓代
2 鳥取県立図書館の事例発表
65歳以上の人口比率が30%を超える鳥取県で、患者や家族、施設や病院、行政や地元大学と連携しながら、図書館が取り組んできた「認知症の人や高齢者にやさしい図書館づくり」について、闘病記文庫、音読教室の実践例等を交えながら紹介しました。
高齢化は先進国がこれから直面する共通の課題であり、大会は過去の海外セッションのうち、最大級でかつ最高だったとALA関係者からも言われ、また、アメリカの図書館が取り組んでいる医療・健康情報サービスをはじめ様々な取り組み事例についても情報交換ができ、今後の鳥取県の図書館活動のヒントを得ることができました。
3 参加者の感想(抜粋)
- 先進国の人口問題は日本の後を追っている。老齢化が進み認知症の人々の孤独をどう減らし、認知症そのものを乗り越えさせていくことは重要な問題。
- 貴館のアプローチはとても参考になる。音読教室を自分たちも地元の老人センターと一緒にやってみようと思う。