【終了しました】令和5年度鳥取県立図書館 郷土文化講演会 ~生誕150年記念~ 「鳥取近代俳句史における阪本四方太と彼に続いた俳人達」
生誕150年を迎えた阪本四方太、同時代の県内外の各派俳人等との実際の交流を史資料を用いた研究成果により概観し、四方太の実像に迫ります。~"とっとり県民"の日関連行事~
四方太は明治期の正岡子規を代表格とする新俳句の潮流をいち早く鳥取の地へと届け、新たに登場した写生文に力を発揮するなど近代日本の文学史上に活躍した文学者であり、俳人でもあります。講師により作品世界についてもご講評いただきます。
- 日時 令和5年9月17日(日) 午後1時30分から午後3時30分まで
- 会場 鳥取県立図書館 2階 大研修室
- 入場無料、とっとり県民カレッジ連携講座
- 手話通訳・要約筆記あり
演題 「鳥取近代俳句史における阪本四方太と彼に続いた俳人達」
講師 小山 貴子(こやま・たかこ)氏
自由律俳句結社「青穂」代表(平成26年~)、尾崎放哉研究者
鳥取県に関連した著作
- 「郷土出身文学者シリーズ1 尾崎放哉」(平成17年3月)分担執筆
- 「郷土出身文学者シリーズ9 阪本四方太」(平成25年3月)分担執筆
- 「暮れ果つるまで 尾崎放哉と二人の女性」(平成11年3月)単著
- 「放哉全集」第一巻~第三巻(筑摩書房、平成13年~14年)共同編集
- 「自由律俳句誌『層雲』百年に関する史的研究」(平成25年12月)単著
- 「鳥取の俳人 尾﨑坡酔」(平成27年12月)編著
阪本四方太(さかもと・しほうだ)について・・・
本名は、同字で「よもた」とよむ。筆名に文泉子があり、「坂本」の表記も見られる。生没年は、明治6年2月4日-大正6年5月16日、享年44(満)。
現在の岩美町出身、現鳥取市に転住し、鳥取県尋常中学校を出て高等中学校へ進学。二高在籍時に高浜虚子に俳句指導を受け、正岡子規の新俳句に傾倒。正岡子規が選者を務める新聞『日本』俳句欄に掲載され、東京帝大進学後は『ホトトギス』の選者も務めた。子規が提唱し高浜虚子、河東碧梧桐ら当代一流の俳人が取り組んだ写生文の世界でも高い評価を得、代表作『夢の如し』は夏目漱石から激賞された。
中央で活躍した四方太だが、新俳句を鳥取にいち早く伝え後進を指導した。また、落語に関心を持ち滑稽な俳味に重きを置いたとされる。
俳人として知られるが、帝国大学附属図書館の司書として講座講師、図書館雑誌編集などの事績が認められ、四方太の遺児を支えるための基金が集められた逸話が残っている(『図書館雑誌』32号[大正6年11月])。
チラシダウンロード(申込み用紙つき)
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★会場参加の方は申込が必要です(会場参加 定員80名)定員になり次第締め切ります。
会場参加を希望される方は来館、電話、ファクシミリ、電子メール、郵送で受け付けします
【主催・申込・問合わせ先】 鳥取県立図書館 郷土資料課
電 話:0857-26-8155
ファクシミリ:0857-22-2996
電子メール:kyodo@library.pref.tottori.jp
住所:〒680-0017 鳥取市尚徳町101
★Zoom参加の方は申し込みは不要です(Zoom参加 定員300名)定員になり次第締め切ります。
Zoomでの参加を希望される方は、下記URLパスコードで参加してください
ZoomURL:https://us02web.zoom.us/j/88552164911?pwd=TVFmc29SdDBhTThST1gzenp2U1NCZz09
ミーティングID:885 5216 4911
パスコード:101405
講演会資料 【当日資料①】郷土文化講演会次第・講師紹介20230917.pdf (PDF:126.2 KB)
【当日資料②】郷土文化講演会講師資料20230917.pdf (PDF:837.9 KB)
【当日資料③】郷土文化講演会アンケート20230917.doc (DOC:59.5 KB)
※アンケートのご記入にご協力ください。
ご記入後は、下記あてにお送りください。
email:kyodo@library.pref.tottori.jp(郷土資料課宛)
ファクシミリ:0857-22-2996
関連展示(ギャラリー展示)
期間 8月11日(金)から9月17日(日)
場所 県立図書館 2階通路ギャラリー
内容 ①講演内容に関心を抱かせる新俳句、四方太関連の図書展示
②同時代の鳥取の俳壇の人物資料として田中寒楼、尾崎放哉、尾崎坡酔、岡田機外を紹介
参加される皆様へのお願い
- 開催に関する最新の情報は、当館ホームページでご確認ください。
- 発熱等、体調のすぐれない方は、会場参加はご遠慮ください。