鳥取県鳥取市出身(1935年~2008年)イラストレーター毛利彰「本の仕事原画展」トーク&ワークショップを開催します
内容
イラストレーター毛利彰「本の仕事原画展」の開催
(1)日時 平成29年12月9日(土)~27日(水)、平成30年1月5日(金)~8日(月・祝)
※但し12月14日(木)を除く。開館時間は午前9時~午後6時30分、土・日・月・祝日は午前9時~午後5時
(2)会場 鳥取県立図書館 2階 特別資料展示室 (鳥取市尚徳町101)
(3)内容 1960年代の伊勢丹の仕事の傍ら描いていた時代及び1970年代以降のフリー時代に装画として使われた原画(20~30点)及び書籍(手塚治虫(てづかおさむ)『火の鳥』カバー、曽野綾子(そのあやこ)、五木寛之(いつきひろゆき)等の著書)等
記念トーク「イラストレーター毛利彰と本の世界」の開催
(1)日時 平成29年12月9日(土)午後1時30分~午後3時30分
(2)会場 鳥取県立図書館 2階 大研修室
(3)内容
ア 対談 永井伸和(ながいのぶかず)(認定NPO法人本の学校理事)
毛利葉(もうりよう)(イラストレーター毛利彰の会代表世話人)
イ講演 筒井宏樹(つついひろき)(鳥取大学芸術文化センター准教授)
「イラストレーター毛利彰の仕事と本の世界」
ワークショップ「イラストレーター毛利彰の仕事を地域にどう活かすか」の開催
(1)日時 平成29年12月16日(土)午後2時~午後4時
(2)会場 鳥取県立図書館 2階 大研修室
(3)内容
ア 問題提起
安藤隆一(あんどうりゅういち)(総務省地域力創造アドバイザー、元鳥取県公文書館長)
「どのような活用が考えられるか-写真家植田正治(うえだしょうじ)、塩谷定好(しおたにていこう)の事例から-」
蔵多敏夫(くらたとしお)(鳥取県立鳥取西高等学校教諭)
「『教育』の現場にどう活かすか」
イ グループワーク
みんなで語り合おう!「地域にどう活かすか」及びまとめ
ファシリテーター:毛利葉(もうりよう)((公財)とっとり県民活動活性化センター事務局長)
主催及び連絡先
○イラストレーター毛利彰の会(代表世話人 毛利葉)
〒680-0805鳥取市相生町4丁目6-10(毛利宅) 電話:090-9735-0263 ファクシミリ:0857-26-3886 電子メール:ymouri.tottori@gmail.com ブログ:http://blog.canpan.info/amouri/
○鳥取県立図書館(担当 岩崎)
〒680-0017鳥取市尚徳町101 電話:0857-26-8155 ファクシミリ:0857-22-2996 電子メール:toshokan@pref.tottori.lg.jp ホームページ:https://www.library.pref.tottori.jp/
毛利彰(1935年~2008年) プロフィール
1935年(昭和10年)日本画家毛利秋晃(もうりしゅうこう)の次男として鳥取市本町に生まれる。祖父松南(しょうなん)も日本画家。 鳥取県立鳥取西高校時代は、油絵の才能を開花させ、全国展の「一水会」や県展に連続入選し、将来が期待された。恩師の前田利三(まえたとしぞう)、松田晃八(まつだこうはち)や尾崎悌之助(おさきていのすけ)らとも交流をもち、美術部の部長として東部高校美術展の大丸での開催に奔走した。高校卒業後、一時画家を目指して上京するが、商業美術の世界に転身し、1957年から1971年まで伊勢丹の顔となり、日本を代表する草創期のファッションイラストレーターの一人として独自の世界を切り拓くこととなった。
1959年 日本宣伝美術界(日宣美)特選受賞
1961年 東京アートディレクターズクラブ(ADC)銀賞受賞
※金賞は、亀倉雄策(かめくらゆうさく)の東京オリンピックのポスターデザイン
1964年 宇野亜喜良(うのあきら)、横尾忠則(よこおただのり)、和田誠(わだまこと)等が立ち上げた「東京イラストレーターズ・クラブ」に、創設メンバーとして参加。
1971 年 フリーとなり、企業の広告、書籍のカバー、新聞や雑誌小説の挿し絵などで活躍を続けた。
曽野綾子(そのあやこ)『神の汚れた手』、『天上の青』、『哀歌』の新聞連載や手塚治虫ハードカバー『火の鳥』、「歴史群像シリーズ」(学研)の表紙カバー、ミスタードーナツパッケージ等が有名。
1972年 東京で「毛利彰イラストレーション原画展」を開催。
1975年 鳥取県立博物館で「毛利彰イラストレーション原画展」を開催。
1990年 講談社出版文化賞さし絵賞を受賞。
1991年 徳間書店より作品集『毛利彰イラストレーション』を発行。
日本文化振興会より国際芸術文化賞受賞。
2005年 体調を崩し入院。
2007年鳥取へ帰り療養していたが、2008年4月に永眠した。
2008年9月 クリエイションギャラリーG8(東京)で「追悼毛利彰展」開催。
2011年 鳥取県立博物館で「イラストレーター 毛利彰の仕事」が開催された。
「イラストレーター毛利彰の会」について
イラストレーター毛利彰(鳥取市出身)が2008年4月9日に他界してから10年近くが経過しました。氏の作品や資料の収集・整理・保存・公開等を行うとともに、その仕事の文化的・社会的価値を明らかにし、絵画やイラストレーションの魅力を次世代に継承していこうと、2016年8月、有志により「イラストレーター毛利彰の会」を立ち上げ、2017年1月には、山陰合同銀行鳥取ギャラリーにおいて、「イラストレーター毛利彰作品展『私の僕の好きな1点』」を開催しました。
現在、会員約50名。当面は、作品の整理作業をすすめ、多くの方々に「毛利彰」の仕事を知っていただけるよう、年2~3回程度原画展や集いの企画を行っています。
<世話人> 毛利葉(もうりよう)
(代表)、安藤隆一(あんどうりゅういち)、内田克彦(うちだかつひこ)、国森加津恵(くにもりかつえ)、蔵多敏夫(くらたとしお)、鈴木英之(すずきひでゆき)、谷本(たにもと)たまよ、山﨑秀幸(やまさきひでゆき)