郷土出身文学者シリーズ11『鳥取ゆかりの女性文学者』を発行しました!
内容
鳥取県立図書館では、鳥取ゆかりの文学に親しんでいただけるよう、本県出身の文学者たちの生涯をまとめたブックレット「郷土出身文学者シリーズ」を発行しております。平成16年度の『尾崎放哉』に始まり、この度、11巻『鳥取ゆかりの女性文学者』を発行しました。
書名
(郷土出身文学者シリーズ11巻)
配布先
県内公共図書館、小中学校、高等学校、大学・短期大学・高等専門学校図書館、ほか
発行部数
1,200部
規格
A5 91頁 カラー
販売価格
1部 500円(有償頒布部数500部)鳥取県立図書館
内容
第1章 田中 古代子/井上嘉明(いのうえよしあき・詩人) 著
・田中古代子(たなか こよこ、1897~1935年)
現鳥取市気高町に生まれ、山陰初の女性記者となり、作家として小説『諦観』が有島武郎に評価を得るなどし、のちには関東に進出しました。小説や短歌を郷土文芸誌『我等』『水脈』などに寄稿しました。
第2章 岡田 美子/新 光江(あたらしみつえ・作家) 著
・岡田美子(おかだ よしこ、1902~1967年)
現大山町御来屋に生まれ、旧国府町で活躍します。小説家・劇作家として活躍し、ラジオドラマの脚本を手掛けるとともに、女性だけの郷土文芸誌『女人文芸』を創刊し、郷土の文学に親しむ女性たちに活躍の場を与えました。
第3章 生田 花世/菊地利奈(きくちりな・研究者)著
・生田花世(いくた はなよ、1888~1970年)
現徳島県上板町に生まれ、『青鞜』『女人芸術』など当時女性が活躍した文芸誌を中心に幅広い文筆業を展開します。後年には、「源氏物語」の講義で多くの女性に支持を得ました。また、米子市出身の詩人生田春月とは15年にわたり共に過ごしました。
販売場所
鳥取県立図書館(鳥取市尚徳町101 2階郷土カウンター)
鳥取県庁県民課(鳥取市東町1丁目220 本庁舎1階)
八頭県土整備事務所建設総務課(八頭郡八頭町郡下100)
中部総合事務所地域振興局(倉吉市東巌城町2)
西部総合事務所地域振興局(米子市糀町1丁目160)
日野振興センター日野振興局(日野郡日野町根雨140-1)