特別資料展「とっとり文学の情景展」を開催します
提供所属 |
提供課等:教育委員会(事務局)図書館 担当/係名:総務課 電話番号:0857-26-8155
内容 |
鳥取県立図書館では今年3月に、鳥取砂丘や大山など県内の名所が描かれた文学作品をテーマとした『郷土出身文学者シリーズ特別編とっとり文学の情景』を刊行しました。このたび小冊子の発行を記念し、鳥取県が描かれた文学作品と文学者について、図書や写真で紹介する特別資料展示を行います。
また展示期間中の関連行事として、米子市在住の作家である松本薫氏を講師にお招きし、郷土文化講演会「とっとりの情景を描く―作家の視点から―」もあわせて開催します。
記
期間
・11月12日(木)は休館日
・開館時間 午前9時~午後6時30分(土、日、月及び祝日は午後5時まで)
場所
内容
(1)風紋なびく城下町-県東部が舞台となった文学-
・鳥取砂丘:有島武郎・与謝野晶子の歌
・山陰海岸:島崎藤村「山陰土産」尾崎翠「花束」「無風帯から」
・鳥取市:尾崎放哉の句、阪本四方太「夢の如し」
(2)日本屈指の温泉郷-県中部が舞台となった文学-
・三朝温泉:野口雨情「三朝小唄」
・東郷温泉/湯梨浜町:田山花袋「日本温泉めぐり」遠藤周作「その一言」
・倉吉市:河本緑石の詩句
(3)郷里を見守る霊峰-県西部が舞台となった文学-
・大山:志賀直哉「暗夜行路」、大江賢次「望郷」
・日南町:井上靖「通夜の客」、松本清張「父系の指」
・米子市:生田春月「相ひ寄る魂」
(4)文学に描かれた現代の鳥取県
・桜庭一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」「赤朽葉家の伝説」
・松本薫「梨の花は春の雪」「TATARA」「天の蛍」 ほか
(5)鳥取県が登場する文学作品(パネル)
関連行事
郷土文化講演会「とっとりの情景を描く-作家の視点から-」
講師:松本 薫(まつもと かおる)氏(作家)
米子市在住。鳥取の風景や歴史を題材にした作品を多く発表。
平成19年『梨の花は春の雪』、同23年『TATARA』で鳥取県出版文化賞を受賞。
今年6月には、江府町の江尾十七夜をモチーフにした『天の蛍』を発刊。
日時:平成27年11月21日(土) 午後2時から午後3時30分
会場:鳥取県立図書館 2階 大研修室