特別資料展「平安時代の物語文学-読み継がれた源氏物語と池田亀鑑-」開催と郷土文化講演会「平安文学の人物像についてー史実に相照らしてー」参加者募集
今年の大河ドラマで注目を集めている「源氏物語」と平安時代の物語文学に関する特別資料展と、郷土文化講演会を開催します。特別資料展では、鳥取県現日南町出身の源氏物語研究の第一人者、池田亀鑑(いけだきかん)の業績も紹介します。
特別資料展について
(1)名称:"とっとり県民の日関連行事"令和6年度鳥取県立図書館特別資料展
「平安時代の物語文学-読み継がれた源氏物語と池田亀鑑-」展
(2) 会期:令和6年8月24日(土)から令和6年9月29日(日)まで
・休館日:8月31日(土)、9月12日(木)
・開館時間: 午前9時~午後7時(土・日・月・祝日は午後5時まで)
(3) 会場:鳥取県立図書館 2階 特別資料展示室
(4) 展示内容:
受け継がれてきた物語文学、源氏物語が生みだした作品、古典文学の世界、池田亀鑑の果たした役割と源氏の未来などのテーマで関連資料を展示します。(主な展示資料:①古典文学の注釈書【源氏物語】『湖月抄』(北村季吟)、『紫家七論』(安藤為章)、【伊勢物語】『闕疑抄』(細川幽斎)、『勢語臆断』(契沖)、②池田亀鑑の小学教員時代の資料『郷土読本』(亀鑑ほか編)、③「源氏物語」の現代語訳、外国語訳などの図書資料、④池田家旧蔵『後撰集』(藤原清輔施注証本(承安本)の伝本「鳥取本」)[館蔵]等)
【池田亀鑑(いけだきかん)について】
源氏物語研究者(1896~1956)。鳥取県日野郡福成村大字神戸上村(現在の日南町神戸上)に生まれる。
本名龜鑑(かめのり)。東大助教授、教授を歴任。文学博士。平安朝文学研究の権威であり、『校異源氏物語』全5 巻(1942 年)、『源氏物語大成』全8 巻(1956 年)をまとめるなど著書は100 冊を超え、源氏物語研究の基礎を築いた研究者として広く知られている。
(5)ホームページ:https://www.library.pref.tottori.jp/exhibition/-6820913.html
(6)主催:鳥取県立図書館/後援:日南町、伯耆町教育委員会
(7)その他:「とっとり県民の日」関連行事、とっとり県民カレッジ連携講座に登録しています。
郷土文化講演会について
(1)演題:「平安文学の人物像について―史実に相照らして―」
平安文学に描かれる中宮定子、藤原伊周、藤原道長などの人物について、『枕草子』『栄花物語』といった文学作品と史実とを合わせてお話しいただく。
(2)講師:高橋 由記(たかはし・ゆき)氏
【略歴】
流通経済大学准教授。紫式部学術賞('21)、関根慶子賞('20)受賞。「栄花物語」「源氏物語」「枕草子」など多くの物語文学を素材とし日々研究を進めている。それぞれの文学作品や作家、時代背景に深い理解を有している。
(3)日時:令和6年9月1日(日) 午後1時から午後3時まで
(4)会場:鳥取県立図書館 大研修室(サテライト会場:伯耆町立溝口公民館、日南町総合文化センター)
(5)定員:80名(先着順。参加無料) ※オンライン視聴可能 8月23日(金)まで申込受付中
(6)申込方法:別添チラシ裏面の申込書持参、電話、ファクシミリ、電子メール
(7)手話通訳/要約筆記あり
(8)その他:「とっとり県民の日」関連行事、とっとり県民カレッジ連携講座に登録しています。
★報道提供資料はこちら→0821kyodobunkakouenkai.pdf
★イベントチラシはこちら→0821kyodobunkakouenkaichirashi.pdf