江戸川乱歩賞受賞の小説『蒼天の鳥』の主人公、田中古代子と千鳥について企画展示をしています
田中古代子(たなか こよこ)、千鳥(ちどり)は、文才あふれる鳥取県出身の母娘です。
第69回江戸川乱歩賞を受賞した鳥取県出身の脚本家・作家である三上幸四郎さんの小説『蒼天の鳥』(令和5年8月刊行)では、田中古代子・千鳥母娘2 人が主人公になり、大正時代の鳥取県を舞台に推理劇を展開しています。
この田中古代子、千鳥についての企画展示を行っています。
【参考】
・田中 古代子 明治30(1897)年生まれ-昭和10(1935)年没
・田中 千鳥 大正6(1917)年生まれ-大正13(1924)年没
※古代子は新聞記者、作家として大正・昭和初期を通じ「新しい女」の姿を体現し、彼女の小説は有島武郎にも評されています。娘である千鳥は満7歳で夭折しますが、詩や作文を残し、母である古代子が『千鳥遺稿』を編みました。これまでに、三度にわたり復刻版が出されています。
企画展示名
「蒼天の鳥の母娘―「新しき女」田中古代子と千鳥の詩―」
開催期間
令和6年5月15日(水)から6月12日(水) 午前9時から午後7時(土、日、月曜日及び祝日は午後5時まで)
※うち休館日 5月31日(金)
会場
鳥取県立図書館 2階 通路ギャラリー
展示内容(約15点)
田中古代子関係資料 『涌島古代子創作集』(川上貞夫作製スクラップ)
田中古代子の作品集
田中古代子を紹介した図書資料
田中古代子・涌島義博編刊『千鳥遺稿』(原版、復刻版)
関連する新聞記事スクラップ資料
同時開催 -絵本『千鳥のうた』オリジナルイラスト原画展-(主催:千鳥百年プロジェクト事務局)
この度、当館企画展示と協力し、同じ会場で主人公となった古代子・千鳥について発信します。
千鳥の作品20編と新規制作したイラストを載せた絵本『千鳥のうた』(絵:アジコ)の原画展です。
同原画展は、ちえの森ちづ図書館を会場にスタート(令和5年12月)した巡回展を県内各所で開催中であり、当館は6会場目となります。
★報道提供資料はこちら→20240522shiryoteikyou.pdf(PDF64KB)