初公開!ホンモノの『解体新書』!
内容 |
この夏、県立図書館では、昨年度、県民からご寄贈いただいた『解体新書』のホンモノを、初公開する資料展を開催します。!
『解体新書』は、本格的な図譜を載せた医学書としては、本邦初の訳本として知られています。全5冊揃いの完本を所蔵する機関は少なく、大変貴重な資料です。
関連して、鳥取県の洋学、図書館所蔵の江戸時代の医学書、鳥取出身医学者・稲村(いなむら)三(さん)伯(ぱく)、県立病院の歴史等も紹介します。
資料展の名称
「KAI・TAI-SHIN・SYO ―初公開、『解体新書』がやってきた―」
展示内容
(1)『解体新書』について 原資料の展示
(2)江戸時代の洋学 、鳥取県の洋学
(3)図書館所蔵の医学書、原田(はらだ)帯霞(たいか)旧蔵書 ほか (原田帯霞...藩医・天然痘種痘術伝習)
(4)鳥取出身の医学者・稲村三伯 (稲村三伯...藩医・本邦初蘭和辞書編さん)(5)県立病院の歴史
※展示資料数 約40点(参考資料を含む)
開催方法
Zoomによるオンライン開催
会期
令和4年8月1日(月)から8月30日(火)まで
・休館日 8月11日(木・祝)
・開館時間 午前9時~午後7時(土、日、月曜日及び祝日は午後5時まで)
会場
鳥取県立図書館 2階 特別資料展示室
『解体新書』
江戸時代(安永3年/1774 年)の西洋医学書の翻訳版。 本文四巻 、序・図譜一巻からなり、 前野良沢(まえのりょうたく)、杉田(すぎた)玄(げん)白(ぱく)らが手がけた。 ドイツ人クルムスの解剖学書をオランダ語訳書(通称『 ターヘル‐アナトミア 』)により重訳したもの。 精緻な図譜を完備した医学書としては、本邦初の西洋医学翻訳書であり 、神経、軟骨、動脈などの訳語を創り出した。 |