尾崎放哉関係資料を用いて、デジタル化資料の活用をPRします
鳥取県立図書館では、貴重なもの、劣化の進行が著しい資料など、緊急性の高い資料を優先させてデジタル化し、インターネットを通じて誰でも、いつでも、どこからでも利用できるよう整備を進めています。
この資料展では、デジタル化した際の利便性などの効果を広く県民の方々に理解してもらえるよう、デジタル化した資料と原資料を公開し、その魅力や活用方法を紹介します。
1 資料展の名称
平成30年度 鳥取県立図書館デジタル化推進事業
資料展「自由律俳人・尾崎放哉のすがた―デジタル化資料の活用にむけて―」
2 展示内容 (展示資料:約20点)
・尾崎放哉に関する館蔵資料(書簡・写真など)のデジタル化資料や原資料により、放哉の人生の一端を紹介。また、荻原井泉水書軸、村尾草樹旧蔵資料等も展示。
・その他、平成30年度にデジタル化した資料の高精細画像をパネル展示し、その魅力を紹介。
3 会期
平成31年1月19日(土)から2月3日(日)
開館時間:(火~金)午前9時~午後7時
(土・日・祝日)午前10時~午後6時
休館日:1月21日(月)、1月28日(月)、1月31日(木)
4 会場
米子市立図書館2階 市民ギャラリー (米子市中町8 電話:0859-22-2612)
5 ギャラリートーク
1月20日(日) 1回目:午前11時~、2回目:午後2時~ (各回1時間程度)
6 その他
尾崎放哉(おさき ほうさい)
自由律俳人。明治18(1885)年1月20日生、大正15(1926)年4月7日没。
邑美郡吉方町(現在の鳥取市吉方町)に生まれる。本名秀雄。自由律俳句の最も著名な俳人のひとり。
鳥取一中(現在の鳥取西高校)入学頃より句作を始め、校友会雑誌『鳥城』への投稿を行う。
第一高等学校、東京帝国大学とエリートコースを歩みながらも、大正12(1923)年からは仕事も家族も捨てて各地を転々とするが、小豆島の南郷庵で没する。この間に発表された作品は多くの人の心をとらえ、熱烈なファンが多い。終焉の地である小豆島には、「尾崎放哉記念館」がある。
【代表作】
『放哉俳句集 大空(たいくう)』
【代表句】
「咳をしても一人」、「入れものが無い両手で受ける」